7月4日に内定承諾書を書留で送付し、書類手続きが完了したので、翌5日、自分の上司に退職意思を伝えた。
伝えるべき相手は4人。副課長2人、リーダー1人、課長1人。その上にも部長がいるけど、自分の口から伝えることはないと判断した。
まず、朝一番で副課長2人をミーティングブースに呼び出して、伝える。
とても驚かれたけど、叱責されるようなことはなかった。時間にして25分ほどだったと思う。
実はこの副課長、2人とも中途採用の方なので、転職そのものを咎められるようなことはないと事前に踏んでいた。
退職する理由・新しく働く会社・家族の理解など、だいたい想像していた内容を尋ねられる。
続いて、出勤してきたリーダーにも同様のことを伝える。
リーダーは着任してから半月も経っていない方で、着任直後に退職意思を伝えるのは少々心苦しいものがあるが、しょうがない。
意思を伝えた瞬間に、「え?やめる?君が?」と混乱した後、「メモを取りに戻ってもいい?」とか聞かれたww 優しいリーダーだ。
リーダーとは15分ほどでおしまい。
その後、30分ほどして、課長に伝える。実はこの課長も数十年前に転職してきた人だったりする。
基本的には穏やかな口ぶりだったが、「転職しようとすると転職先の事しか考えられなくなるけど、冷静に判断したほうがいいよ」と言われる。
確かにそれは一つの事実だとは思うが、Point of No Returnをとっくに過ぎている自分にとっては関係ない。
また、「15年後を考えて行動したほうがいいよ」ともアドバイスをされたが、それには「15年先まで考えるつもりはありません。35歳までの社会人人生を充実させるために、行動を起こすつもりです」と答えた。
結局、課長との面談は20分ほどで終わった。
「退職交渉はケンカだ」と息巻いていたので、実はiPhoneで全部録音していた。
でも、全く録音する必要はこの日はなかった。
席に戻った後、尊敬している会社の先輩に退職意思をメールで伝えた。
転職活動を始めた頃から、「もし転職が決まった時には真っ先に伝えたい」と思っていた人。
メールの送信ボタンを押して、開封通知が来た数秒後に電話がかかってきた。
まだ、グループのメンバーには内緒なので、大きな声で話せないのが心苦しかったけど、電話をもらえたことが嬉しかった。